第5章 実はちゃんと仕事してます。
5月中旬。今日は💛の誕生日。
だけど、メンバーは仕事や練習で忙しいらしい。
🌸が朝、コミュニティルームに行くと
珍しく誰もいなかった。
🌸「誰もいない。。。」
そう呟き、キッチンへ向かい
1人分の朝食とコーヒーを用意しながら
💛に個別チャットで誕生日のお祝いのメッセージを送る。
いつも誰かしらといるから
1人なの寂しいなぁと思いながら
コミュニティルームに移動しテレビをつける。
🩷が生放送で映っている。
1人なら自室で食べてもいいけど
なぜか私の部屋にテレビないんだよなぁ。。
黙々とご飯を食べスマホを確認すると
💛から【ありがとう】と淡白な返事があった。
使ったものを片付け、仕事をし始めることにした。
🌸の仕事はほとんどが掃除だ。
共用部分、スタジオ、ミーティングルーム、各所を
ルーティン化して掃除をしている。
ゴミは基本的に各自だけど、泊まりでいない日に
ゴミの日で依頼があれば部屋に入って回収してる。
あとは、ミーティングしている時に
飲み物を用意したり軽食を作ったりしている。
ノルマもないので
その日、1日やろうと思ってることをやっても
夕方前には大体終わっている。
その日のルーティンを早めに終わらせ
暖かくなってきたので屋上の掃除をしようと
掃除道具を持って屋上へ上がる。
🌸「広いなぁ。。。夏になったらBBQとかしたいなー。。」
ホースで水を撒き掃除をし始めた。
あらかた終わったところで
いつも終わる時間は過ぎていたことに気づいた。
🌸「もう明日でいっか。」
気になる細かいところを残して
屋上を後にし、自室へ戻りシャワーを浴び
コミュニティルームへ行ったが
誰もいなかった。
🌸「今日は何人かいるはずなんだけど。。誰にも合わないなぁ。。」
自室からブランケットを持ってきて
大きなL字型のソファの角に座りテレビを見る。。
🌸「この時間のテレビ、面白いのないなぁ。。」
ボケっとしてる間に🌸は寝てしまった。。