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【R18】私は性奴隷志願です!

第6章 『いっぷ』ではない事2


『有沙、今日お弁当持ってきたから保健室で一緒に食べよう!』
―――『いっぷ』の後は夕食の時間で寮生は食堂に集まった。

『臭いっ』
『きたなぁい』
―――プッ、アハハ、何あのスカート、短すぎ、バカみたぁーい!!

囁かれる言葉は静かな食堂に響くけれど気にする私ではない。
まあ、臭いのは多分事実だし、きたないのもそれはそう。
―――いくら洗ったってきれいにならない物はある。

スカートは短いし、バカも当たってた。
だって私にはギャンブルに勝つ頭はないし、そんな度胸もない。

だから―――。

『ね、今日はどうだったの?』
そんな私に話しかける人なんて―――、
「どう、とは?」
いたんだ。

『えっち、……激しかったの?』
おや指と人さし指の輪に反対側の人さし指をすぽすぽしながら言う女生徒。
「あの……どなた、ですか?」

『あ、ごめんごめん、私は東雲有沙。同じ一年だよー。いやぁさ、『いっぷ』ってのに興味あって』
するっと手を後ろで組んで体をくねらせる有沙。
「『いっぷ』の話ですか……」

話しても良いが、周りには人が沢山いる。
聞きたくない人もいるだろう。

私が見世物になるのは良い。
どうせ『狂乱』なんて呼び名がある位だし。
私はずっと『かとる』なんだから。

『……話辛いか。ごめんね。後で部屋に行くよ。邪魔しないからさ』
「……?そんなに?」
『そんなに♡』
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