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【OP】天涯海角│ドンキホーテ妹

第3章 〈一般人編┃10話完結〉子供時代


〈第2章 │02/10話〉【02 準備と変化】1/2P
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我が家のそれからの日々は、非常におだやかで[平和]と呼べる物だ。

(本当に[西の海]の辺境にしてもらってよかった!『あんな目には遇わないように細心の注意を払っている』とは言っても、さすがに……今は違うとしても当事者の人達とふつうに交流はできないし、したくない)

被害の状況や人々のスルドさも違うだろう。

(いや、ホントに……)



最初に用意してもらっていた屋敷や財宝は、なるべく足がつかないようにこっそり少しずつ換金や処分をして、子供でも持ち運びやすくて目立たない金目の物と、小型の船と、近くの町の郊外に中程度の家を買うことにした。

一生懸命に『どこからどう見ても一般的な生活をしているふつうの家族』が暮らしているサマを演出する。

(ドフィーお兄ちゃんは、人よりも質素な生活をするとすぐに文句を言うけれども。でもそのおかげで『この程度ならば怪しまれない贅沢』の微妙なラインを調べるようになって、教えてくれて、実戦する感じになったからね)


モチロン、町の人達ともある程度は懇意にしているかり怪しまれることはないし、もしもそんな話になっても『あの家族が?』とか笑い話になるのが当面の理想。
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