黒バス triangle SS~secret story~
第4章 カラオケはあっというまっ?!*後編
「なかなか良かったのではないかの?」
満足げに微笑んで、桜花は紅茶が入ったグラスに口を付けた。
と、
「……あれ?」
きょとんとした優が残された。
その様子に他の全員が呆然としたのだった。
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「えっと……こっちがベリー系のタルト。甘さ控えめでさっぱりさせたよ。こっちがガトーショコラ。濃厚な感じにしてみたんだ!モンブランの周りと中の栗クリームは違う感じにしたからそこの感想ももらえると嬉しいな。後はね……」
キセキと桃井の前には、優の説明と共に、色とりどりでキラキラなお菓子が並べられていく。
そう。優のお願いは新作料理の試食だったのだ。
「おいしそ~」
棚ぼたで優のお菓子を食べられることになった紫原はご機嫌だった。
一方お菓子を目の前にして紫原以外はうっ…と言葉を詰まらせた。
「茶倉が無事で良かったのだよ…。」
他のメンバーは、その緑間の言葉に頷くしかできなかった。
その後、そこには満足そうな優と紫原。そして……皆さんのご想像通りの残りのメンバーがいたという。
fin.