第6章 episode6
「「ありがとうございました!」」
特別授業が終わり、校舎に戻って着替えを済ませる。
『いやー、みんな今日は本当にありがとう!』
緑谷せんぱいがワシャワシャと髪を掻きながら言う。
「こちらこそ!あんなので大丈夫でしたか…?」
『全然!むしろとっても良かったよ!ゴニョゴニョ…』
緑谷先輩、また何かブツブツ早口で言ってる…。
『緑谷、その辺にしとけ。』
『ハッ!!ごめんね!』
「大丈夫です(笑)」
「そういえば!」となみちゃんが学食に行こうと提案。
通形先輩はこの後仕事があり、ここで解散をして、残った私らなみちゃん、轟先輩、緑谷先輩で学食に行くことになった。
「ふふっ 轟先輩、やっぱりお蕎麦なんですね。」
『あぁ、ここの蕎麦、美味いからな。』
何年も経つのに、ここに戻るとあの頃と変わんないなぁ…。
『、よく爆豪先輩と追いかけっこしてたよね(笑)』
『そうそう!僕たちもいつもみてたよ(笑)』
なみちゃんと緑谷先輩はケラケラ笑いながら話している。
「私ここでよく轟先輩に話聞いてもらってましたよね。しかも一方的に…。普通に食事の邪魔でしたよね…すみません。」
『懐かしいな。今更謝るな。あの時間、俺は結構好きだった。』
ポーカーフェイスで蕎麦を啜る轟先輩と、顔を赤くする2人。
「轟先輩って、いつもポーカーフェイスで凄いこと言いますよね。」
『なんのことだ』
この人、天然なの…?
あざといだけ…?
この顔に ”私のことが" じゃなくても「好き」って言われたら、世の中の女性の大半は死にそう…。
お腹いっぱい食べ、この後飲みに行こうという話になったけど、私は寄りたいところがあるので、と食堂で3人と別れた。