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幻想科学物語

第4章 Z=3 科学+魔導=マンパワー?






千空は受けとった木の板に書かれている数値と、ルーチェが調べたスイカの脳内の状態を確認する。
このぐらいなら、いけるだろうと思ったのか、満足そうに笑う。


「ルーチェのお手柄に百億万点だ。楽しい楽しいガラス細工第1段はスイカのメガネだ!」


「おぉー!燃えてきた!科学の目、つくってやろうじゃねぇか。
千空、まずは何をすればいい。」


「クククッ、そう慌てんな。そうだな、まずは珪砂をすり潰すぞ。
ここからは地獄の地道な作業の始まりだ。」


そういって、石みたいなものとすり石をどこから持ってきて珪砂を潰し始めた。


こうして一行はレンズ作りのために翌日のお昼まで時間をかけたのだった。


-----------------翌日の昼過ぎ...


綺麗な青空に向日葵が広がる花畑-------
千空、スイカ、クロム、ルーチェは気分転換を兼ねてお昼ご飯をもって、ピクニックにやってきた。


スイカに何が見える?ととうと、スイカは目を細めて、普通に向日葵だよと答える。
その答えをきいたあと、スイカの被り物をカポッと嵌める千空。


するとスイカの周りには綺麗な向日葵畑がうつった。
そして、向日葵の次には、クロム、千空、ルーチェの順でみつめる。


(あぁ、ボヤボヤじゃない、綺麗な世界が見えるんだよ。)


「千空、クロム、ルーチェ、ありがとうなんだよ。世界が綺麗に見えるんだよ。」


スイカはみんなの顔、そして綺麗な向日葵をみれたことに感動して、一筋の涙をながす。


その様子に3人とも、少し嬉しそうに微笑んだ。

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