第12章 Z=11 作戦会議
ケータイづくりもあとは電線だけとなった。
千空は、先制攻撃にあたり、重要な問題、食料問題の解決をするため、宇宙食を作る、と言い出す。
みんなは、千空の描いたロードマップ通りに猫じゃらしカップラーメン作りに着手した。
試作品を全員分作り終え、みんなで試食を終えたその翌日、作業がひと段落したところで、千空とゲン、クロムはルーチェの元を訪れた。
「…また怪我でもしたのか。」
「いや、今日は少してめぇに話したいことがあってな。例の図書館、開けるか?」
「図書館になんの用?」
「あ゛あ、詳しいことはついたらはなす。とりあえず、図書館までいきてぇ。」
ルーチェは、はぁ、とため息をつき、貴方たちが入れるかどうかはわからない、と前置きを置くと、ダメ元だ、という返事が返ってきた。
ルーチェは自分の親指を切り、鍵を血に染めると詩を唱えると、目の前には一般的な扉のサイズが現れた。
ドアノブに手をかけ、開くと、目の前は図書館のエントランスが現れ、ルーチェが中に入り、その後ろから千空達が続いてはいる。
問題なく入れたことを確認すると、の水晶玉に手を触れ、LINNを呼び出した。
「Missルーチェ、ようこそ。ウシロノニンゲンはMr.キールのミトメタヒトたち、ですか?」
「先生が認めたかはわからないけど、私の仲間。」
ルーチェがそういうと、LINNは、千空たちの前にいき、一人一人じっくりと観察した。
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