• テキストサイズ

あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第26章 妊娠✿番外編


一通り終わらせて伸びをすると、もう今日はええかと私を横抱きにして部屋に歩き出す。


「シャワー浴びてくるから、寝ててもええで。」


そう言ってベッドに降ろすと服を脱ぎながら脱衣所に向かっていく。

せめて、脱衣所に行ってから脱ぎなよ…。


トイレに行こうと思い、少ししてから立ち上がった。


トイレを済ませてからシャワー室の扉をこっそりと開け、袖を捲ってそっと手を伸ばす。


「ひっ!?」


「気付いてんで。」


背中に触れる前に振り向かれ、ニカッと笑った彼に驚いた。


「えっちー覗かんでー。」


一緒に入るかと聞かれたが首を横に振った。


ベッドに戻って髪を下ろし宗四郎のTシャツを奪って着替えて布団の中に潜ると、大好きな匂いに包まれて胸が温かくなる。

家も宗四郎の匂いがするけど、ここは今日の朝まで使っていたのだろう、匂いが少し濃い気がする。


布団を頭まで被って匂いを嗅んでいる自分は相当やばい奴だと思った。

/ 591ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp