第20章 結婚
気が付くと、精液は拭き取られていたが、着ていた服もなくて全裸で布団の中にいた。
「私の服は…。」
周囲を見渡したが見つからず、スマホを探す。
私、なんてことをしてしまったんだろう。
これじゃあ、宗四郎のこと責めれられない。
あの後、挿れられてないよね?
違和感はないけど、あんなに揺すぶられたのだ、わからない。
スマホは私の頭の上にあったので、すぐにディスプレイを明るくすると、すでに訓練は終わっている時間だった。
あまり寝ていなかったからか、あれからずっと寝てしまったようだ。
訓練は終わってるのに、どうしてまだ鳴海隊長は戻ってきていないのか。
これからどうしたらいい?
宗四郎に謝って、それで…別れるって言われたら?
そんなの、生きていけない…。
スマホの着信音が鳴って驚き肩を震わせる。
宗四郎だ…。
どうしよう、どうしよう…。
とりあえず出なきゃ。
「美影?僕もう有明についとるけど、まだ終わらん?」
「そ、しろう…ごめ、ごめんなさいっ…私……やだ、別れないで…。」
混乱する私にすぐ行くと言って電話を切った。