第20章 結婚
私の膝裏を持ったままグッグッと捩じ込んできて、いいところを擦りながら奥に先をつける。
「ひっうっ!?うぅんっ、んっ、んっ…はぁ…。」
「イってもうたん?可愛ええ。」
腰を折り私の頭を撫でて触れた唇の隙間から舌が口内に入ってきて、私の舌先に触れた。
ビクビクと腰を震わせながら足を彼の腰に巻きつける。
「我慢出来へんから、もう動いてええ?」
散々、私の口内を弄んで唇を離すと、露わにした瞳をギラつかせて見つめてくる。
「うんっ、激しくしていいよ…好きなように抱いて?」
「え……あかんって、そんな……ええんやな?壊してまうかもしれんで?」
壊してと言って背中に手を回した。
私じゃないとダメだと思わせたい。
他の人とじゃ満足出来ない、私じゃないと満足出来ないって思わせたい。
あなたの身も心も全て、私のもの…。
壊れる程、愛して…私はもう、あなたに愛されないと生きていけないの。
「んっ、そんな、締めつけんでっ…あっ、はあっ…出てまうから…。」
「絶対、離さない…私以外としちゃダメなの…私以外にその身体も表情も見せちゃいや。声も聞かせないで…。」
「僕を、こんなんにっ、させるんは…君だけやからっ!」
あの人に見せてたくせに…聞かせたくせに…咥えさせたくせに…。
思い出した光景を振り払うように頭を振った。
「なんも考えんでっ!僕のことだけ考えてや!」
何度も何度も腰を打ち付けながら、汗を垂らして快感に歪ませる彼の顔を見つめる。
私が頭の中で考えたことも少しも見逃さず、顎を持たれて、彼から視線を外せないようにさせられた。
好き、好き…あなたがどうしようもなく愛しい。
顎を掴まれたまま強引に口付けられて舌を絡めてくる。
激しい水音をたてながら今までしてきた中で、一番ってくらい腰を速く動かされて、おかしくりなりそう。
ナカをそこまで激しくされて、口の中もぐちゃぐちゃにされて、彼の胸に擦れる乳首も…何もかもあなたに溶かされる。
今までのあの激しい行為ですら、手加減してたの…?
イくの止まんないよ…。