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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第19章 偽り


片付けを終えると手を繋がれてそのまま演習場を出て行く。

え、いや…もう出るの?


途中で弁当を買って家につくと、お風呂を沸かすから入れと言われた。

荷物を持ってこのまま帰りたいのだが…。


とりあえず、準備だけはしておこう。


お風呂を沸かして戻ってきた彼がなんで荷物を纏めているのか聞いてくる。

言わなくてもわかるだろう…。


「なぁ、なんでなんも答えてくれへんの?」


「今日は実家に行きます。明日からは第1に行きますので。」


ソファに座ると彼も隣に座って、袖をギュッと掴んできた。


「嫌や、一緒におって言うたやん…。」


何度も名前を呼んでくるがスマホを弄って無視をしていたら、お風呂が沸いたから入って来いと言う。

仕方ない、今日はここにいるか…。


結局私は彼に甘いんだなぁ。


2人ともお風呂に入って弁当を食べてソファでまったりしていると、私の膝に頭を乗せた彼がお腹を触ってきた。


「なぁ、どうしてもセックスしてくれへんの?めっちゃしたいんやけど…。」


やっぱり全然反省していないんだろうか。

朝、なんで私が怒ったのかわかっていないんだろうか。


やっぱどうせ、したいだけじゃん。
だったら、前みたいに適当な人とすればいいじゃん。

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