第11章 不調
「美影、おっぱいでちんこ挟めへん?」
もしかして、前にしたいなと思ってたけど、恥ずかしすぎて諦めたやつ?
でもこのままじゃできない…。
膝を少し前に出してちょうど胸のところに来るようにしたら、宗四郎さんが届かなくなったのか、指を入れてきた。
「まっ、きもちよすぎてできないよぅ…。」
触られないように動けば指が抜けたので、すぐに足の間に移動する。
「あ、触らせてくれへんのか…。」
少ししょんぼりしているが無視して自分の胸を掴み、陰茎を挟んで上下に動かした。
すると彼は肘をつき少し上体を起こして見てくる。
唾液を垂らせと言われたので垂らすと、唾液と先走りでヌルヌルと滑って動かしやすくなる。
「やばい…ほんまえろい…。」
起き上がって後ろに手をつき少し背中を反らしながら、私の指の隙間から覗く先端を摘んだ。
動かす度に出てくる先を舌を出しながら舐めると、甘い吐息を漏らす。
「んっ、まっ、まてっ!…出てまう……視覚的にやばいわっ…!」
私が離さないので肩を押してくるが、あまり強く押すと痛いと思ってるのか、引き剥がすことが出来ないようだ。
「私がやめてって言ってもやめてくない…。」
「君はなんべんでもイけるやろっ!僕は、あかんてっ!やめっ…うっ!……はっ、はあっ……出てもうたやぁん…。」
宗四郎さん吐き出した白濁が顔にかかる。
彼はそれを親指で拭い、そのまま指ごと口に突っ込んできた。
指についた精液を綺麗に舐め取ると口の中から引き抜かれ、ティッシュで顔を拭かれる。
綺麗になった顔で彼に近付き口付ける。
舌を絡めると、宗四郎さんから呻き声が聞こえたが無視してキスを続ける。
唇を離して彼を見つめると、なんとも言えない顔になっていた。
「口の中に精子残ってたで……ようこんなん飲めるな…。」
ほとんど味しないけど…強いて言えば少し苦いくらい?
美味しくもないけど不味くもないと言えば、ありえへんと言っているような顔になる。
開眼しちゃってるじゃん…。