第3章 辛苦
涙や唾液、鼻水まで出てきてしまう。
こんな汚い顔見られたくない…。
「三浦っ、い、くっ……うっ…!はっ、はぁ…。」
口の中に温かくてドロっとしたものが出される。
喉奥にまで突っ込んで出されたので、噎せて吐き出してしまった。
捲られて出ていた副隊長の腹筋にかけてしまった。
床にもポタポタとこぼれる。
「はぁ、汚いなぁ、ちゃんと綺麗にするんやで?」
ボーッとしながら副隊長を見上げると、頬を撫でられる。
綺麗にするって…どうすれば…。
「舐めや。」
撫でていた手は私の顎を掴み、腹筋にかかった精液まで誘導した。
その言葉に驚いたが、腹の精液は全て舐めきった。
すると、床のまで舐めろと言われる。
ぐちゃぐちゃになった顔で困ったように彼を見つめると、ティッシュを手渡された。
そこまで鬼じゃないようだ。
全て拭き取るとティッシュを奪われ、使用済みのものはゴミ箱に放り投げられた。
そして何枚かティッシュを手に取ると、私の顔を優しく拭く。
「気持ちよかったで、ありがとうさん。」
未だに涙は止まらないが、その言葉にニコッと笑ってみせた。
「なんでそんな嬉しそうな顔しとるん?やっぱ好きなんか?こういうことするんが…っ!」
全力で首を横に振って否定しながら、副隊長によって綺麗になった顔を彼の胸に擦り付けた。