• テキストサイズ

あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第3章 辛苦


涙や唾液、鼻水まで出てきてしまう。
こんな汚い顔見られたくない…。


「三浦っ、い、くっ……うっ…!はっ、はぁ…。」


口の中に温かくてドロっとしたものが出される。
喉奥にまで突っ込んで出されたので、噎せて吐き出してしまった。

捲られて出ていた副隊長の腹筋にかけてしまった。
床にもポタポタとこぼれる。


「はぁ、汚いなぁ、ちゃんと綺麗にするんやで?」


ボーッとしながら副隊長を見上げると、頬を撫でられる。


綺麗にするって…どうすれば…。


「舐めや。」


撫でていた手は私の顎を掴み、腹筋にかかった精液まで誘導した。

その言葉に驚いたが、腹の精液は全て舐めきった。
すると、床のまで舐めろと言われる。

ぐちゃぐちゃになった顔で困ったように彼を見つめると、ティッシュを手渡された。
そこまで鬼じゃないようだ。


全て拭き取るとティッシュを奪われ、使用済みのものはゴミ箱に放り投げられた。

そして何枚かティッシュを手に取ると、私の顔を優しく拭く。


「気持ちよかったで、ありがとうさん。」


未だに涙は止まらないが、その言葉にニコッと笑ってみせた。


「なんでそんな嬉しそうな顔しとるん?やっぱ好きなんか?こういうことするんが…っ!」


全力で首を横に振って否定しながら、副隊長によって綺麗になった顔を彼の胸に擦り付けた。

/ 590ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp