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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第9章 決断


むにゅむにゅと柔く指を乳房に押し込みながら、直接触りたいと呟く。

さすがに直接は無理だ。今でも相当耐えているのに…。


「ブラ取ってええか?」


否定したのだが、胸を揉みながら片手を背中に滑らせ、服の上からホックに指をかける。

やだと背中を逸らせても胸を触っている手で押さえられて、そのままホックを外される。
どうせ脱ぐんやからええやろと…。


緩くなった下着を服ごと掴まれて上に上げられた。


「服に擦れる…。」


「じゃあ脱ごか?」


その言葉を聞いて服をギュッと掴んだ。
服着たまま入るんか?と問われたので、大人しく手を離した。


上に羽織っていたカーディガンとワンピースを脱がされ、隠れているのは大事なとこだけになってしまう。


困り顔で彼を見上げれば、彼もまた眉を下げる。


「そないに嫌なんか…?」


「したくなる…まだ痛いから外触るのも嫌…。」


彼は謝りカーディガンを私の肩に掛けて、少ししたら入ってきぃと言って脱衣所に消えた。

嫌なら僕が上がってから入れと…。


痛みなら我慢すればいい。欲は我慢すればいい。
もし彼がその気になってしまったら咥えればいい。
私だって本当は宗四郎さんに触れられたい。


立ち上がると彼が掛けてくれたカーディガンが落ちてしまったが、気にせず脱衣所に向かった。

下着に指をかけて下げようとする彼の背中に抱きつく。


「どしたん?そないな格好で抱きつかれたら勃ってまうやん。」


笑って私の腕をポンポンと軽く叩く。

機嫌が悪くなったと思っていたのだが、いつも通りだった。

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