第9章 決断
副隊長室につき私を自室に置いて行こうとする彼に縋るが、すぐ終わらせるからと行ってしまう。
仕方なくベッドに座り、彼のジャージを抱きしめて熱く濡れたソコに手を伸ばした。
下着の中に手を入れて直接刺激しても達することが叶わなくて、止まっていた涙が流れてくる。
「宗四郎さん、早く……。」
達せないのはわかっていても疼く身体をどうにも出来なくて、陰核を擦り続ける。
どうしてイけないの…。
宗四郎さんに触られた時はあんなにイってたのに。
耐えられなくなって副隊長室に繋がる扉を開けた。
先輩の胸ぐらを掴む彼と目が合う。
また殴ろうとしてる?
険しかった顔がすぐに柔らかくなり微笑んだ。
「待てへんか?」
すごく優しい声で私に喋りかけてくれる。
彼のジャージを抱きしめたままコクコクと頷いた。
また優しく微笑むと先輩に向き直り、目を開き睨んだ。
そして耳に手をあて、小此木さんに警察を呼ぶよう指示する。
「まっ、まって!それって…何されたか全部話さないといけないんじゃ……。」
僕も一緒だから安心しろと言われた。
それもそれで嫌だけど…と思ったが一人よりはいいかと、それ以上口を挟むのはやめた。
斑鳩小隊長にここで先輩を見張っておくよう指示をし、宗四郎さんは私と部屋に戻る。
なんでここに置いておくの…。
正面から私を抱きしめると、ベッドに横になるよう誘導する。
「あいつは除隊や。どうせ捕まるしな。」
未遂だとしても薬を盛ったのだ。
そうなるだろう。
「どこ触られたん?全部僕が塗り替えて気持ちようしたる。」
触られたところを全部言うと、優しくキスをして確かめるようにゆっくりと舌を入れてくる。
何度も角度を変えて舌を絡ませてくる彼に、耐えられないと言うように彼の股間に私のソレを擦りつけた。