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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第9章 決断


その時、扉の向こうから副隊長の声が聞こえ入ってくる。
そして、隊長の隣に立った。

どうして副隊長を呼んだのだろうか。


隊長は私以外は帰っても帰らなくてもどちらでもいいと言った。

なので、みんな残ってしまった。

私に何か用があるんだよね?
恥ずかしいことだったらどうしよう…。
副隊長まで呼んでるし…。


「三浦隊員、お前を副隊長補佐官に任命する。」


「え?……あ、あの…隊長に補佐官いないですよね…?」


副隊長が補佐官みたいなものだと言われてしまった。

というか、新人の私が補佐官?
第1や第6に行くんじゃ…?


副隊長を見ると、一瞬だけ笑った。


ここで狼狽えてもダメだ。
すでに任命されたのだ、しっかり答えねば。


「了!」


私は今日から副隊長補佐官になり、第1や第6には行くが、その間も第3部隊副隊長補佐官として行くことになるらしい。

まあ、移動になるみんなと同じことをするのだが。


寮も移動することになるらしいのだが…。
ここが一番の問題なのだ。

今の副隊長の部屋を使うことになったのだ。
もちろん、副隊長もいる。

別に部屋を用意することも出来るが、副隊長が推したこともあり、結婚するならいいだろうと許可が出てしまった。
あと、用意出来る部屋は副隊長室から遠いところになってしまうからと。

確かに今までも彼の部屋に入り浸っていたが…男女が同じ部屋なるのは大丈夫なのか…?


ベッド等ももう1つ用意するならしてもいいと言われた。
あの部屋なら普通に置けるだろう。


どうせ、あまりいられないからいいかと考え了承した。

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