• テキストサイズ

あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第7章 立川基地襲撃


刀をギュッと握り、構える。


「保科流刀伐術6式……。」


「おまっ、まだそれはっ…!」


「八重討ちっ!!」


怪獣の身体に赤い十字交差の線が入る。

先程よりも深く傷をつけることが出来た。


出来た…初めて6式を…。


副隊長が驚いた顔をしていたが、すぐに破顔し笑った。


「三浦隊員、解放戦力83%に上昇!……75%に降下…!」


75%…上がっている。


「邪魔だ!」


怪獣の攻撃が飛んできて、躱すことが出来ないと察し、腕を顔の前で交差させ、スーツのシールドを全解にした。


「美影っ!!」


副隊長、今は、三浦でしょう?


吹っ飛ばされ背中が瓦礫に激突し、呼吸が上手く出来ない。


今まで執拗に副隊長を狙っていたのに、私を狙ってきた。


すぐに副隊長が私のところへ来て肩に手を置く。

私は未だに上手く呼吸できないが、損傷した背中をスーツの怪獣筋繊維を使い修復する。


呼吸が出来るようになり、深呼吸をした。


「まだいけるな?」


その言葉にコクっと頷き、支えてもらいながら立ち上がる。

/ 591ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp