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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第7章 立川基地襲撃


更衣室が近くなってきたので、着替えたら寄るところがあるから先に行ってくれと先輩に伝える。

2人別々の扉に入り、すぐにスーツに着替えた。

そして、急いでとある部屋に向かう。


その部屋に入ろうとしていたキコルちゃんに声をかけ一緒に中に入り、とある物を手にする。

専用武器だ。
と言っても、試作段階だが。


先日、隊長と副隊長に呼ばれ行ってみると、この基地の第3戦力であるキコルちゃんと、副隊長に次ぐ近接戦闘の解放戦力を誇る私に、専用武器が与えられた。

キコルちゃんは別に扱い易い武器を用意されていたのだが、試作段階の斧を選んだ。


私のは二刀型の武器だ。
副隊長の物より少しだけ短く刀身の幅が狭いが、試作段階なので結構重い。
そして、刃のところが少し赤くなっているのだ。

副隊長とは異なり、それを腰の横に帯刀する。


キコルちゃんと共にみんなの元へ急ぐ。


先輩の知識によって、翼竜系の怪獣は背中が弱点だとわかっているが、怪獣が連携をとっているので、みんな苦戦しているようだった。


戦場につくと、キコルちゃんはものすごい速さで駆けていき、余獣を倒した。


「私が、圧倒的なパワーで……正面からぶち抜けばいいのよ!」


さすがキコルちゃんだ。
一発で本獣クラスの余獣を…。

無骨すぎて私に似合わないと言っているが、彼女にピッタリだと思う…。

私も負けていられない。


近くにいた余獣を目でしっかり捉え、刀を順手で持ちながら抜刀し、右手を思いっきり振った。

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