第6章 慰労会
じゅぽじゅぽとやらしい音が鳴り響きバレるのではないかと不安になるが、それよりも彼に気持ちよくなってもらいたい。
「んっ、はぁっ...まてっ、もうイッてまうっ...!んくっ!」
私を離そうとした手を掴んで何もさせないようにし、彼から吐き出された熱いものを飲み込んだ。
床にでも落ちたら大変だ。
壁に背を預け荒く息をする彼がなんでそんな上手なってるんやと呟く。
それにネットという物がありましてですね...と答えると眉間に皺が寄った。
「マッチングアプリとかいうやつか!?」
え?マッチングアプリは出会いを求める人が利用するものでは...?
確かにヤリモクの人もいるか...。
まさか、私が他の男と会ってそういうことをやっていると思ったのか?
「調べただけですよ!実践したのはあなたが初めてですっ!!」
なんや、よかった...とホッとしている。
あなた以外の男の人にこんなこと出来ない。したくない。
立ち上がった私の腕を持ち自分の肩に置くと、下着の中に手が入ってくる。
そのまま、濡れた私の敏感なところに手を這わせると、ふにふにと優しく押し付けてから撫で始める。
だんだんと指の動きが激しくなりすぐにイきそうになってしまう。
ピクピクと腰が震え出し、イクと思った時に指の動きは止まった。
「やぁ...いかせて...。」
イきそうだったのに途中で止められてしまったので、切なくなって腰を自ら動かしてしまう。
大きな波が引いてしまった。
涙目で彼を睨むと怒らんでーとニコニコ笑いながらまた指を動かしてくれる。
一度イきそうになったので、抑えていた声が抑えられなくなってしまった。
「声大きいて。」
そう言って口を塞いでくれたが、少し苦しい。
遠のいたと思っていた絶頂は意外にも早く戻ってきて、口を塞がれていることによって、フーっフーっと荒く息をしながら果てた。
宗四郎さんに身体を預けて、イッた余韻に腰を震わす。
そんな私を彼は抱きしめた。