第5章 嫉妬
濡れとるやろと聞かれたのでたぶんと答えると、彼の手が下着の中に滑り込み、割れ目を割いて敏感な核に触れる。
「びっしょびしょやん。」
言わないでと言うように、涙目で睨む。
陰核を優しく撫でられる気持ちよさに、背中を反らせて喘ぐ。
下着が濡れるからと脱がされて、上だけ着ている状態なるが、なんか少し恥ずかしい。
イッてもいないのに腰がピクピクと動いて、その動きで余計に指が擦れて、気持ちよすぎて頭を真っ白にしながら喘ぎ声が大きくなる。
「ゆ、ゆび...いれてほしっ...んっ...。」
「痛いやろ?」
痛くてもいいから少し慣れたいと言えば、体勢が逆転し仰向けにされると、宗四郎さんは私の足の間に入った。
膝裏を持たれて蛙のような格好にされて、彼の前に全てさらけ出される。
恥ずかしくて手で隠すと邪魔やと退かされた。
「もうこの前見たわ。」
それでも恥ずかしくて、でも隠すことも許されないので、手で顔を覆った。
なのに、それもダメやと、何も出来ないように私の両手をお腹の上で片手で抑え込まれてしまう。
少し陰核を撫でてから膣口に指を滑らし、ゆっくりとそこを撫でる。
そして、私の反応を確かめるように少しずつ指を沈めてきた。
「んっ、はっ...。」
「力抜いてちゃんと息しぃや。」
言われた通り、強ばって力んだ身体の力を抜いて、深呼吸するように息を吸って吐く。
すると、少しだけ痛みが楽になったような気がする。
それを見た彼はまた指を奥に沈めてきた。
痛い...痛いけど、その柔らかな刺激にもどかしくなる。
指を動かさず馴染ませるようにじっとさせている。