第5章 嫉妬
すると彼は何かを思い出したように声を上げ、近いうちに病院に行けと言われた。
どうやらその...私のあそこの話らしい。
処女と言えど、あんなに濡れていて指1本入れようとするだけで痛いのはちょっとおかしいと...。
だから、診てもらうだけでも診てもらえという話だった。
「僕の挿れた時、痛い言うて泣いてもやめてあげれんへんで。」
さっきまで泣いていたくせに、揶揄うように意地悪な笑みを浮かべる。
想像すると恐怖と期待が入り交じり顔が熱くなった。
近付いて机に手をつき、身を乗り出す。
その柔らかい頬にキスをした。
「これからは好きって言っていいんですか?」
「あんま言わんでくれると助かるんやけどな...抱きたくてしゃーなくなる。」
わかりましたと言いながら頬と頬を擦り合わせた。
そういう可愛いこともあまりするなと言われてしまった。
頬を離して両手で彼の頬を包み込むと、その手に擦り寄せてきた。
宗四郎さんもそんなことしてると、私に襲われちゃいますよ...可愛すぎる。
お返しやと言って私の頬を包むと、そのまま指を滑らせ、親指で唇を撫でる。
少し唇を開けば、その瞬間を見逃さず滑り込ませてきた。
彼の指が舌に触れる。
「もう少し舌出してや。」
そう言って、指で舌を挟み引っ張り出される。
なんでこんなことをするのかわからずに、彼の目を見つめる。
舌を持ったまま、もう片方の手で顎に手を添えると、そのままゆっくり顔を上げられた。
すると、私の顔の上に移動すると、宗四郎さんは口を開けた。