第23章 お帰りなさい。
★★
いけないいけないっ!!
絶対にもう飛雄も翔陽も練習してる!!
私も急がなきゃっ!!
放課後―――・・・
私は一人出遅れてしまって急いでいた
いつの間にか3人で早く行って練習するのが日課になっていた
『キュキュッ ダンッ キュ』
日向「もう一本もう一本」
影山「うるせぇわかってんだよ」
体育館からは二人の声が聞こえる
「やっぱもうやってる!」
体育館の入口から入ろうとすると、誰かが立っているのが目に入った
「あっ!」
「えっ!?」アセアセ
「旭先輩・・・・」
そこに立っていたのは、旭先輩だった
やっぱりバレーのこと、気になるんだ
日向「おっしゃ!対音駒戦も速攻決めるゾォーッ」
東峰「!」
「GWの合宿の時に練習試合するんです。音駒高校と」
東峰「あの音駒と試合!?」
「そうですよ」^^
先輩は驚いた顔をした
東峰「そっか・・・音駒と試合すんのか・・・」
「旭先輩・・・やっぱりバレー好きなんですね」
東峰「へ?」
「今凄く音駒と試合したそうな顔してました。もう一度、やりたいんじゃないですか?」
東峰「・・・・・けど俺は・・・スガにも西谷にも合わせる顔が無い」
先輩は大きな体をしているのに・・・・
気の弱い人なんだなぁ