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私のスキを貰って下さい。

第22章 優しすぎるエース。


★★


旭先輩は自分の事をエースじゃないと言って、私たちの前から離れようと背を向けた

旭先輩の後ろ姿は何だかさっき言ったことを後悔しているような

迷っているような・・・・


私がそう思っていてほしいと願っているからそう見えるだけなのかもしれないけど・・・・



「旭先輩!!」

東峰「え?」

「明日も来ますから!!」

東峰「えっ、あ、いや・・・」

「東峰ー、先生待ってるってばー進路指導~」



誰かが旭先輩の事を呼んだ



東峰「・・・・ごめん。」



先輩は私に一言謝って行ってしまった



菅原「特に怪我とかじゃないんだ・・・」

影山「じゃあ何か・・・戻れない事情とかが?」



孝支先輩は、旭先輩が戻らない理由を話てくれた



菅原「あいつが・・・バレーを嫌いになっちゃったかもしれないのが問題なんだ」

日向「えええ!?あんなに大っきくてエースって呼ばれて何で・・・」

菅原「・・・旭はウチでは一番デカかったしパワーもあって、苦しい場面でも難しいボールでも決めてくれるから・・・俺はあいつに頼り過ぎた」

日向「?」

影山「・・・・・」



孝支先輩が前に、トスを上げるのが恐いと言った

その原因がきっとこの話に関係してる

孝支先輩の顔は、あの時と同じように、苦しそうな顔をした

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