第21章 帰って来た守護神。
★★
―翌日の放課後―
私と飛雄は、授業が終わって直ぐに体育館に来ていた
「この辺でいーい?」
影山「もう少し右」
「ここー?」
影山「行きすぎだ!もうちょい戻れ」
「飛雄細かいよっ!!もうここで決めた!」
影山「ちっ」
「今舌打ちしたでしょっ!?」
影山「してない」
「したくせにぃ!まぁいいや!じゃあここ狙ってね!」
飛雄のいる方とは反対のコートにミネラルウオーターをセットした
それから飛雄のいる方に戻り、ボールを渡す
飛雄はボールをおでこに当てて集中する
(凄い集中力・・・・)
影山「・・・・・」
体育館は静まり返る
目を開き、ボールを放つ
―ピッ キュッキュ ドッ-
相変わらずの殺人サーブだ!!
・影山((おっ!?当たるっ・・・!?))
飛雄が打ったサーブは、私がセットしたミネラルウォーターを捉えた
―キュ・・・キュッキュ―
・影山「「!!?」」
日向「うい゛っ!!」バガァン!!
ミネラルウォーターに当たるはずのボールは、翔陽によってさえぎられた
日向「ギャッ」どてーん
「翔陽大丈夫!?」
影山「おい邪魔すんなボケ日向ボケェッ!今当たったかもしんねぇのに!」
日向「取った!?俺取った!?」
影山「取れてねぇよボケェ!ホームランだアホォ!!」
「あはは・・・」
翔陽が豪快に取ったボールは、ギャラリーの方に上がってしまった
日向「取ってくる・・・」しゅん・・・
影山「アホッ」
「まぁまぁ!気を取り直してもう一本」^^
影山「あぁ・・・」
そして飛雄はもう一度同じように集中してボールを放った