第17章 チグハグなチーム。
「ドリンクどうぞ」
影山「おお、サンキュ」
タイムアウトの間、私と清水先輩は皆にタオルとドリンクを配る
孝支先輩はアドバイスなんかを伝える
武田先生はメモを取る
試合の時はいつもこんな感じになるのかな?
月島「ちょっと」
「へ?」
月島「僕にもドリンク欲しいんだけど」
「あ!ごめん!!ハイ!!お疲れ様!!」
月島「どうも」
「月島君て本当チームワーク的なの苦手だよね。いつもチームっぽい事するとき嫌そうな顔になってる」
月島「しょうがないでしょ、嫌なんだから」
「でも、見てるこっちは楽しいけどね」プス
月島「・・・ハイ、ボトル返す」グイッ
「っ!!ひょ、ひょっと・・・」汗
月島君は私の頬にボトルを押し付けてきた
日向「あっ!!月島!!に何やってんだよ!!」
そこに翔陽がやってきた
月島「ハイ飲む?」グイッ
「はぁ、解放されたぁ・・・・」
日向「ぬっ!?」汗
月島「あっ、ごめん。顔の位置が思ったより低くって」
今度は私の代わりに翔陽がボトルを押し付けられていた
なぁんか、仲良いのか悪いのか・・・・
けど、皆楽しそうな顔してるな
翔陽もすっかりいつものペースだし
「けど、翔陽って凄いよね!いつもちゃんと飛雄の事信じててさっ」
日向「ふぇっ!?」
あ、マダ押し付けられてる・・・・汗。