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【呪術廻戦/五条】嘘がつけない

第16章 エピローグ


『あ、もしもし。?』
「もしもーし!傑さん!久しぶり!」


私は庭を眺める縁側に座って携帯を耳に当てていた。


『阿曽の方はどうだい?』
「こっちは最高だよ。仕事も順調だし、楽しく過ごしてる。傑さんは?」
『変わらずさ。悟は…』
「あー、悟さんはいいのいいの。」



笑いながらそう言うと、私の携帯を後ろから奪っていった。


「悟はここでーす。」
『悟…、またそっち行ってたのか。一体どれだけ行ってるんだ。』
「僕は通い妻でーす。ばいばーい。」
『あ、おい!悟っ』


悟さんは傑さんとの電話を切り、私の携帯を畳の上にぽいっと投げた。


「んもー、傑さんとは久しぶりだったのに。」
「僕も久しぶりだよ。」
「昨日いたじゃん。一昨日は泊まったじゃん。」


縁側で座っていた私の後ろに来て、体重をかけてくる悟さんの頭をわしゃわしゃと撫でた。







私は阿曽にいた。




おばちゃんが残してくれたこの家を直し、私が住めるようにして。



周りには小さな呪霊たち。
特に何をするでもなく、の周りに集まって日向ぼっこをしていた。




「んー、ここは心地いいなー。」

ぐでっと私の膝を枕にして悟さんは目隠しを外した。

呪術界最強の五条悟が、小さな呪霊たちと縁側で横になって休んでる。


私は悟さんを髪の毛をふわふわとしていた。





「あーあ、僕のプロポーズ断るとか多分人類でだけだね。」
「…だって。ここにきたかったんだもん。」
「東京の田舎の方においでよ。移転移転。岡山は遠いよ。」
「悟さんいつでも来れるよ?」
「は来てくれないの?」

私の膝を枕にしている悟さんは私の頬に手を伸ばした。



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