Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜
第81章 告白 未唯彩好きだよ〜雅紀から未唯彩へ 〜
『私なんて。 私みたいな小娘になんて。大人の相葉先生が……』
『俺の方が未唯彩より確実にガキだって。自分の事をしっかり見つめてる未唯彩は偉いね。それに5つしか違わないじゃん?高校生活の半年間、目いっぱい楽しみなよ。それからでも良いからさ。チョっとずつでも、俺の事を考える余地があったなら、俺の事考えてくれたら……』
『嘘。無理っ』
『嘘じゃない。無理?少しでも望みはあるのかな?だったら俺アプローチするから。未唯彩好きだよ』
『……』
−居酒屋−
「…」
「…」
「…」
「未唯彩も、お3方と似たようなリアクションだったよ。しばらく俺の事、ずっと見つめてた』
「俺と同じ展開?」
「双子だからねぇ」
智くんが「不思議だねぇ」としきりに言ってる。
「応援するから。まぁくん。潤アニキもね。未唯彩ちゃんと楓未奈ちゃんを心から笑顔にしてあげて」
カズ。本当に俺より年下か?スゴイなぁ。
『好きです』に答えは帰ってこなかったけどさ。俺、一途なんだよ?自分で言うなって?未唯彩。キミに俺の本気が届くように頑張るから。
和也side
「カズくん。結翔ちゃんとどうなった?」
「……」
智さんメ。良かった良かった。大団円だったのに。
「カズ!俺と潤ちゃんから聞き出すだけ聞いてさ!」
「逃げんなよカズ!てか、雅紀くん!潤ちゃんは辞めろよ!」
潤アニキ。今頃ツッコむか?まぁくん。いつも俺にやり込められるから。まぁ、智も含め、皆、告白してくれたんだ。分かりましたよ。
「分かりましたよ。お話しますよ。結翔ちゃんの決心を応援したい。手伝いたいんだ」