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Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜

第74章 夢は児童指導員



『児童指導員?』

『児童養護施設に暮らす子供達に接する仕事です。私と未唯彩みたいに両親が離婚したりとか……』

『優しい楓未奈ちゃん達にはピッタリな仕事だね』


 日常生活全般のお手伝い。家庭の事情や障害などにより養護を必要とする子どもを対象に、自立や社会参加を促す事を目指す仕事だそう。

『ありがとうございます。あの……』

『ウチは……ウチの両親も何も分かってなかったよ。俺、中学の時荒れた理由もね。母から『逃げたかった』って言ったらショック受けてた』

 俺の事を心配しつつ、聞いたらダメって思ってたんだろうね?だから自分から。

『辛い事を話して頂いて。ありがとうございます。ゴメンなさい』

『優しいのはどっちよ?俺が楓未奈ちゃんに辛い事を先に話させたんだよ?母は『お父さんに振り向いて欲しかった』父は『母さんが俺を許さないから』だってさ『俺は母さんから束縛されたら逃げたいし。親父には疎まれ、母さんはカズに酷い事言うし。親父への悪口は最悪だし』ってブチまけて。カズは『母さんから疎まれてさ。親父には執着され、母さんと潤アニキの事は悪口吹き込まれてさ』ってブチまけてさ、2人でずっと秘めていた事言えたんだ『『相手の気持ちに気が付かないない人の味方なんて、嫌だね。2人とも、いい加減今後の事について話し合ったらどう』』って言ってやったんだ』

『松本さん。二宮さん可哀想……』
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