Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜
第3章 その言い方は無し。は、私だ……
「暑〜い!」
「8月だもん。暑いの」
「しかたないよね!」
では済ませらんない位。
「暑〜い!」
私、櫻井結翔(さくらい.ゆいか)。木へんに貝の字2つの下に女。の。櫻に、井戸の井で「さくらい」結ぶに羊に羽が付いた翔の字で「ゆいか」
私立の女子高に通う、2007年1月25日。高校3年生の17歳(早生まれ)
ただ今、2024年夏休み!*8月2日金曜日。親友の「浜未唯彩(はま. みいさ)」と、双子の妹の「浜楓未奈(はま.ふみな」と宿題合宿中。
あぁ、ドア開けてたのが悪いんだけどさ。
「まあ、智!酔ってるの?」
階下から、義兄の智と義母の声……
「ごめん、かぁちゃん」
「お願いよ。智(さとし)。この家で羽目外すのは……」
カチン。
(ふ〜ん)
「ちょっと、下に行って来る」
「「結翔!私も行く!」」
慌てた様子で、未唯彩と楓未奈が叫んで。3人で階下へ。義母の「お願いよ。智(さとし)。この家で羽目外すのは……」発言に一言物申そうとしたけど……
(ひぃ。ふぅ、みぃ、よ……)
4義兄の友達?4人の来客がリビングで固まってた。
「智紗(ちさ)さん。その言い方は無し。ですよ。私も友達2人も呼んでますし。怒るなら私もお願いします」
視線をウロウロと彷徨わせている智紗さん。
その言い方は無し。は、私だ……
「あの……」
私が、言い掛けた時。
「あぁ、ごめん!オイラが酔いつぶれちゃってさ!」
義兄が……
*話は、20224年の8月4日です。2024年の8月2日は、金曜日になります。