• テキストサイズ

Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜

第54章 松本さんの温かさに心地良さを感じていたの



 私、失礼な事言ったのに……泣いちゃったのに。隣に座って背中を優しくさすってくれた松本さんの温かさに心地良さを感じていたの。

 しばらく涙が止まんなくて、迷惑掛けてるのに。

「いいよ。泣きな」

 って、待ってくれたの。

「小学校の中学年ぐらいまではさ、母の愛が重いなんて感じた事なかったんだ。けど、段々さ……カズは『自分の思いを 押し付けるだけじゃなくてさ。父さん気持ちの聞いてみなよ』ってさ。顔立ちも父親似だから……」

「少し違うけれどウチと似てますね『アナタはコッチの見方でしょ?』とか、人の気持ちなんて思い通りにコントロールなんて無理なのに……」

「うん『アナタは私に似ているわ。それに比べて和也は……あの人そっくり』とかさ。カズは父にも同じ事。話し合えって言ってた。俺だって……けどさ」

「分かりますよ。私だって父といる時は父に。母といる時は母に相手の悪いトコを聞かされて。親を尊敬したいと思ったって……大切な双子の姉の未唯彩の事まで悪く言われたら両親を仲良くさせようなんて気持ち、消え失せちゃった」
/ 121ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp