• テキストサイズ

Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜

第111章 和也さんと一緒の時は楽しく過ごしたいの



 茉結子のお墓に参った後

-回想-
 
『結翔ちゃん?俺だって子供達の幸せ祈ってるよ?けど、俺の事も見てくんない?』

『和也さんは、学校の課題とかあって大変なのに邪魔出来ないから……』

『課題に全ての時間取られる訳ないじゃん。ゲームが大半の時間を締めてんのに』


『……』

『引かないでよ!』

 --

 −現在−

「未唯彩&楓未奈も、雅紀さん&潤さんに『忙しいから邪魔出来ない』って言ったら、未唯彩は雅紀さんに『仕事に時間を取られてない』って言われ、楓未奈は潤さんに『仕事人間じゃないんだけど』って。梨良ちゃんは『智さんに近付きたいから』って言ったら『頑張るにも程がある』って智さんに」


「あぁ、言ってたね。まぁくん&潤アニキは『ストイック過ぎ。勉強熱心。彼女にかまってもらえない』と。智は、梨良ちゃんは『上手くなりたいと頑張り過ぎ』要は『かまって欲しい』ととね」

「双子には『かまってあげましょう。梨良ちゃんには甘えましょうっ』て偉そうに言ったけど、私……」

(恥ずかしいよ)

(結翔ちゃん?)

「か、かまう、とか、甘える。とか、良く分かんないの。でもリラックス出来る時間も必要だ。って和也さんが教えてくれたでしょ?アナタと一緒の時は楽しく過ごしたいの。あの、言いたい事が伝えられないよ」

 シュン。と下を向いた結翔ちゃんの両頬を、両頬手で優しく包みこんで俺の方に向けて。

「か、和也さん?」
/ 121ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp