Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜
第106章 目撃者
和也side
「結翔ちゃん、何て言っていいか」
「和也さんゴメンなさい」
「夜遅いから?連絡くれて嬉しいよ」
「帰ったら、父から聞いて。目撃者は父のXも見てたみたいで、同じ文をDMしていたみたいです。父が連絡くれた人に連絡して。警察にも事実確認して、いたずらじゃなくて本当だったみたいです」
「そっか」
「和也さん。気持ちの整理したいの。明日落ち着いてから会ってくれませんか?」
「分かった。真実に辿り着けるといいね」
そう言うのが精一杯だった。第三者だって気持ちがザワザワして落ち着かないんだ。結翔ちゃん泣いているよね。俺の出来る事しよう。近くで寄り添って、たくさん想いを聞いてあげよう。
結翔side
『いつも結翔ちゃんの家に押し掛けて失礼過ぎだからさ。俺んちで話そうか?』
の気持ちに甘えて、和也さんのアパートにお邪魔して、色々聞いて貰ったの。
『急過ぎる。それでも犯人が捕まらなかったら。連絡くれた人にも何か罰があるのかな?』
とか、不安な気持ちたくさん聞いてくれて。
「俺がいる。抱き締めてあげる。たくさん話しな。たくさん泣きな。たくさん甘えなさい」
そう言って抱き締めてくれたの。
それから3日後。警察が家に来て。