第5章 光は闇に消える
「!!近寄るな!」
私は体をずらす。
「ああ…、あなたは綺麗ですねえ…。」
ものすごく汚い笑顔をつくっている。
そして、私のあごを上に持ち上げた。
「やめ…ろお!」
「あなたを仲間にする前に、体を私のものにしたって、別にいいでしょう?」
こいつ…!
「ふざけないでよ!あんたになんか誰が!」
しかし、こいつはやめることもなく、唇を近づけてくる。
「やめ…て……。」
「ふふふふふ…。」
笑うと、ぎりぎりのところで止めた。
「キスくらいはまあ、いいでしょうねえ。ただ…し…。」
そういうと、私の着物をバッとぬがせた。
「っ!!こんのおおおお!」
「へえ~?なかなか美しい体ですねえ?ブラも…かわいらしい。」
こいつはどこまで変態なのだ。
私の体をなめずるように見ている。
「早く、着せなさい!!」
「いやあ、だめですよ。まだあなたに触れてませんから。」
そういうと、私の胸の上に、自分の手を乗せ、触りだした。
「触るな!その手で私を触るなああああ!!」
叫んでも叫んでも男は触ってくる。
気持ち悪い。
気分が悪くなってくる。
私は………だめだ、だめなんだ。
「ふふふ…、じゃあ、次は…。」
そういうと、下半身を触りだした。
「や…やめ…なさいよ…!本当に、これ以上は…。」
「あ、たまんないですよ、緑さん。色っぽくて。いやあ、もう挿れちまいまししょうかね…。」
いや!!!
「やめて!これ以上は本当にやめなさい!」
しかし、そんな言葉も耳には届かないのか、自分のものをだしてきた。
こんなことになるくらいなら…いっそ…。
私は舌を噛み切ろうとした。
すると、壁が急に真っ二つに分かれたのだ。
その先には、銀時がいた。