第1章 始まり
出産を終えてぐったりしていると、休む暇なく今度は白月さんのおちんちんがあてがわれる。
太く大きく固くなったソレは自分が嫌だと言う前にナカに入ってきた。イったばかりで敏感になったナカを激しく擦られ、突き上げられ、喘がされる。
「あっあっ、ふ、あぁんっ」
「っ……は、っ……可愛い可愛い私の妻……もっと、もっと乱れてください」
ずちゅっ、ぐちゅっ、とはしたない音を立てながら奥の奥深くまで突き上げられる。何度も、何度も子宮口をおちんちんでノックされる。
いや……いや……
そんなに激しくしないで、乱暴にしないで。
白月さんは私の腰を逃げられないようがっしりと掴み、深く深く犯し続けた。
もう脳内は白月さんから与えられる快楽でいっぱいになっていた。
「も、らめ……こわれひゃっ……あっ、あっあぅうっ」
「壊れる……? ふふ、それは素晴らしい。壊れてください。壊れて私の愛に溺れ、快楽に狂ってください」
「やらぁ……そんにゃの、やらぁ……っ」
ずちゅっ、ずちゅっ……。
突き上げられる度に身体は反応し、喘ぎ声が漏れる。
だめ、この人の言いなりになっちゃだめ。気を確かに持たないと、おかしくなっちゃう。
「ふぅ……っ、ふ、ぁあっ……やっ、あっ……」
認めたくない。
気持ちいい。
認めたくない。
気持ちいい。
認めたくない。
気持ちいい。
そんな2つの感情が交互に脳内を過ぎる。
お願いもう終わって―――そう願っても白月さんは自分のことを貪り続ける。
「っ……出、ます……っ」
びゅくっと音を立てて子宮内に放たれる熱い精。
中出しされると同時に、自分も絶頂を迎える。
「っはぁ……足りません……もっと、もっと貴女が欲しい……」
激しい行為は朝まで続いた。お互いに求め合う愛のあるえっちではなく、一方的で歪な愛を押し付けられるえっち。
何度も何度も中出しされ、お腹はパンパンになっていた。
カーテンの隙間から陽の光が差し込み始めた頃、やっとおちんちんが引き抜かれた。
こぽっ……と精液が逆流し、シーツに溢れ落ちる。
ピク、ピクッと身体を痙攣させていると白月さんは満足気に微笑みながら唇を重ねてきた。
これが狂った生活の始まりだった―――