第4章 幼馴染の目の前で
「あっ、あっあっ♡またくる、子宮こじ開けてまたくるぅっ♡」
休む暇もなく、次々と産まれてくる触手達。
俺はその光景をただただ見ることしか出来なかった。
「しゅごいのっ♡触手赤ちゃん産むの気持ちいいっ♡気持ちいいよぉっ♡」
俺の知っている琴美じゃなかった。
俺の知っている琴美は大人しくて、優しくて、褒めるとちょっと照れくさそうに微かに微笑むそんな女だ。
こんなに乱れるような奴じゃない。
それもこれも、全部白月とかいう男のせいだ。
触手を全て産み終えた琴美は「はふぅ♡」と歓喜の吐息を漏らした。床には琴美の腹から産まれた愛液に塗れた太く長い触手達が蠢いていた。
こんなものが、琴美の腹の中にいたと思うとゾッとする。
「頑張りましたね、琴美さん」
「ん……っ♡」
「あぁ、こんなにぐちょぐちょにして……もっと犯されたいんですか?」
白月はそう言うと琴美のまんこに指を突っ込む。
そして信じられない光景が目の前に拡がった。琴美のナカに白月は指では収まらず、その手をずっぽりと突っ込んだ。琴美は声にならない悲鳴をあげる。
「おい何してる!!」
「何って……フィストファック、でしたっけ?」
「ふざけんな今すぐ抜け!!」
「あ……♡あっあ……♡」
俺の声を無視してぐちゅぐちゅとその手を動かす白月。
「琴美さんはこれくらいが気持ちいいんですもんね? ね、琴美さん?」
「あっ♡指先が子宮にっ♡ふぁあっ♡」
「ふふ……喜んでますね。まぁ、あまりやりすぎると触手の良さが半減してしまいますからこれくらいにしておきましょうか」
じゅぷっと音を立てて腕を引き抜いた。
琴美は意識が朦朧としているようだった。クソ……なんで俺はこんなにも無力なんだ。
歯を食いしばる俺の前に白月が歩み寄り、狂気的な笑みを浮かべる。
「わかったでしょう? 琴美さんはもう堕ちる所まで堕ちているのですよ」
―――貴方が救えない所まで、ね。
そう言って目を細める白月。
ビクビクと身体を震わせ愛液を溢れさせる琴美は、もう助けられないのか?
今回は身を引こう。でも必ず助けに来るからな、琴美。
俺はそう決心して琴美の家―――いや、狂った触手の巣を後にした。