【ヒロアカ】change the truth【R18】
第2章 目を開けるとそこは
校長は少し考えた後、ようやく口を開いた。
「やはり個性が何かわからない以上、何かあった時に対処できるように暫く相澤先生の側にいてもらうことにしよう」
その提案に、相澤先生は頷き
「承知しました」
相澤先生のその落ち着いた声には、どこか責任感のようなものが滲んでいる。
校長はその返答を待っていたようにニヤリと笑り、私の方へ視線を向ける。
「ということで、今日から君は相澤先生のクラスの1年A組で過ごしてもらうことになるが、いいかな?」
私は急な展開に少し戸惑いながらも小さく頷く。
「彼女がこれから住む場所についてですが、生活している中で個性が暴走してしまう可能性も考慮し、引き続き俺の家で暮らしてもらおうかと思います」
「うん、その方がいいね。この件に関しては一部の先生方だけには伝えます。が、生徒たちには秘密にしておくように。」
「了解しました」
こうして、私の1年A組での新生活が正式に決まった。