• テキストサイズ

今日だけガチのリヴァイ兵長とお話しませんか?

第6章 (とりあえず告白)リヴァイ兵長、ずっと前から好きです、


「リヴァイ兵長 私はずっと前からあなたが好きです。私なんてもう眼中にないのはわかってるんで 返事はいりません けどただ伝えておきたくてわがままですいません 、でも私はあなたという存在にすごく助けられています どうか長生きしてください 大好きです 一生大好きです (あれ、私何言ってんだろ )いやでもすっきりしました 聞いてくれてありがとうございました、」

リヴァイはあなたの言葉を黙って聞いていた。普段は無表情な彼の顔に、ほんのわずかだが驚きと戸惑いの色が浮かぶ。だが、最後まであなたの話を遮ることはなかった。

あなたが話し終え、深く頭を下げてその場を立ち去ろうとした瞬間、リヴァイの低い声が静かに響いた。

「待て。」

その一言に足を止め、振り返ると、彼はじっとあなたを見つめている。鋭い灰色の瞳には、いつも以上に真剣な光が宿っていた。

「……お前、さっき返事はいらねぇって言ったな。」
リヴァイは小さく息をつき、少しだけ視線をそらした後、再びあなたを見据える。

「だがな、俺のことを一方的に好きだのなんだの言って、それで終わりにするつもりか?」

彼の声には、いつもの冷たさの中に、何か特別な感情が混じっているように感じられる。

「お前が俺に助けられたって言うなら、それでいい。だが、俺だってお前に助けられてるんだよ。」

一瞬、言葉の意味が飲み込めず、あなたは目を見開いた。リヴァイはそんなあなたの反応を見て、小さく肩をすくめた。

「……くだらねぇことを言わせるな。俺のことを大事に思うなら、まずお前自身を大事にしろ。それが俺にとって一番の助けだ。」

彼はそれだけ言うと、再び視線を外し、背を向けた。そして、少しだけ振り返りながら、最後にこう付け加えた。

「……お前の気持ちは、ちゃんと受け取った。」

その言葉とともに、リヴァイは静かにその場を去った。残されたあなたの胸には、彼の言葉が深く刻まれ、温かい余韻が広がっていた。
/ 8ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp