第41章 親友との縁故
雄二「俺たちはちょうど、自分達の射撃してたしな…」
敦子「そうね…」
加奈「イヤーマフしてたし…
それでも、自分たちの銃声は聞こえるぐらいではあるけど…」
山村刑事「まぁ、そうですよね…
他の皆さんは?
客席で、皆のクレー射撃を見学してたんですよね?」
博士「見学してたが…
他に銃声なんか聞こえたかのう?」
歩美「歩美、みんなのクレー射撃見るのに夢中で、全然気付かなかったぁ!」
光彦「僕も特に、他から気になる様な銃声は、聞こえなかったと思いますが…」
元太「俺も全然気付かなかったぞ!」
コナン「山村刑事?
その被害者の銃痕ってクレー銃の弾だったの?」
山村刑事「それは今、調べてもらってる所だよ。」
結局、それ以上謎は解けず…
周囲に怪しい人物も見当たらなかったため、一先ず事情聴取は終了となった。
歩美「思ったより時間かかっちゃったね〜、帰るの夜、遅い時間になっちゃうかな〜…」
博士「そうじゃな〜…
今日昼間に、高速で大規模な玉突き事故があったみたいで渋滞してるから、帰り気をつけるように警察官も言ってたな〜…」
沖矢「今スマホで渋滞情報調べてますが、30キロと出てますね…」
雄二「30キロ!?
ゴールデンウィークのUターンラッシュかよw」
敦子「下道も見てるけど…
その渋滞避けてる車で、かなり混んでるみたい…
道が真っ赤だわ…」
加奈「そしたら今日無理に渋滞の中帰るの諦めて、この辺でどこか泊まっていく?」
山村刑事「この辺でどこか泊まるなら、近くに良い温泉宿がありますよ。」
皆の話を横耳で聞いていた山村刑事が、話に割って入ってくる。