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ブルーロック✖️裏恋

第8章 キックオフ



「あら?御影玲王って確か御影コーポレーションのご子息じゃない?」

『え…?』

「ほら、あの子。」

社長が指差す方に目を向けると、2つの交代枠の1人に玲王が立っていた。


(玲王……‼︎‼︎
スタメンに玲王が入ってなくてずっと気になっていたけど………良かった‼︎)


試合が始まってからというもの、感情がジェットコースターのように上がったり下がったり……。
起伏が激しくて心臓に悪い。。。


千切君の交替は残念だし怪我も心配だけど、玲王がピッチに立ち、凪君と肩を並べる姿を見れるのはぐっと込み上げるものがある。





「お父様の後継者になると思ってたけど、意外ね。
こっちの世界で頭角を出すなんて。」

『・・・ん?御影…?御影ってあの御影コーポレーションの御影⁇』

「さっきからそう言ってるじゃない…。」

『っ⁈⁈』


サーッと背筋に冷たい汗が流れる

玲王の苗字……そう言えば知らなかった…
てゆうか玲王、あの時わざと名前しか言わなかったんじゃ…⁈

世間に疎い私でも御影コーポレーションは知っている。それぐらい有名で日本でトップクラスの大企業だ。



(そんな御曹司だと知らなかったとは言え、変なことしなくて良かった……)


ドギマギしていると、横から変なものでも見るかのような目で社長がこっちを見ていた。


「・・・あんたまさか知らずに手、出したとかないでしょうね?」

『ま、まさか‼︎』


ブンブンと首を横に振ると、社長は疑うように目を細めた。


「一人息子に手を出そうものならうちらは業界から消されるわよ?
けどまぁ〜向こうからって言うなら話は変わるけどね♡?」


と意味深な笑みを浮かべながらクツクツと喉を鳴らしている。


『それはさすがにないですよ…。』

「そーぉ?ま、それは置いといて。
には今日一つ大事な話があるから。試合終わったら一杯付き合いなさいよ?」

『大事な話、ですか、、、?』

「そんな構えなくて大丈夫よ、居酒屋で話せるような内容だから。
あ、ほら試合再開するわよ!あのおぼっちゃんがどう動くのか見ものね♡」

『・・・・。』


(え〜…すっごい気になるんですけどーー。。。)



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