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ブルーロック✖️裏恋

第8章 キックオフ



ブルーロックを出てからの3週間は異様に長く感じた。


というのも、、、




『社長、何で私に仕事入れないんですか…?』


ビールを片手にご機嫌な様子の社長に非難の目を向けるも、
「あらぁ〜?そうだったかしら?」
と本人はどこ吹く風だ。


この3週間、私は一切仕事をしていない。
1人も客をとってないのだ。

今までこんなに休みをもらったことはなかっし、最初の1週間はラッキー♪などと呑気に過ごしていたけれど、さすがに10日を過ぎたところで干されたのか不安になり社長に仕事を催促をした。

けれど社長は私に仕事を回す事は無かった。



(・・・・ほんと何考えてんのか意味不明なんですけど…。)


ムッ、と口を尖らせる私などお構いなしに、社長はカップに残ったビールを一気に飲み干し、

「すいませーん、ビール2つ〜!」
近くにいた売り子さんにビールを注文している。


「スポーツ観戦なんて何年ぶりかしら!やっぱり外で飲むビールは最高ね♪ほら、もせっかくなんだから飲みなさいよ!」

『・・・・。』


まだ試合始まってないのにどんだけ飲むんだ…と思いながらもビールを受け取る。

短く息を吐きスタジアムをぐるりと見渡す


3週間ぶりのブルーロックは熱気と歓声に包まれていた。


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