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ブルーロック✖️裏恋

第12章 ショッキングピンクと若草色


「動けそ?ダメならおんぶするけど?」

『大丈夫…歩ける。』

「ん、じゃあ俺に寄りかかっていーから。とりあえず外出よっか。」


乙夜君に支えてもらいながらゆっくりと立ち上がる。

そんな時、西野入さんの身体がピクリと動き、すかさず千切君が私を庇うように前に立った。



「乙夜、先に連れ出してやって。俺はコイツを店員と警察に引き渡してから合流するから。
あと他のやつらにも上手いこと話しつけとく。」

「りょ。」

『え、待って千切君…その人何するか分からないから1人じゃ危ないって…』


1人残ろうとする千切君を止めようと服の裾を掴んだ。


けどそんな私の心配を他所に、千切君はなんて事ないように笑うと、


「ヘーキだって。俺そんなにヘタレじゃねぇから。
女に手を挙げるようなヤツには負けねーよ。」


手を伸ばし私の乱れた髪をそっと耳に掛け直してくれた。



『・・・・千切君』

「ホラ大丈夫だからそんな顔すんなって。それより頬、早く冷やした方が良い。乙夜、頼んだぞ?」


2人はアイコンタクトをし小さく頷く。



「て事だからちゃん行こっか?」

『・・・う、うん。』



後ろ髪を引かれつつも、乙夜君に支えてもらいながら部屋を出た。


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