第12章 襲撃
「そんなことよりだ。獄寺をやった奴にお前がボスだってバレてる。奴らは直接お前に狙いをつけてくるぞ。」
「ひいいい!そーだったーー!!」
ツナは思い出したように頭を抱えた。
「オレどーすりゃいいんだーー!?リボーン!どーしよーー!!怖ぇーよー!!」
「もうわかってるはずだぞ。奴らがお前を探すためにやったことを忘れるな。」
「!」
リボーンの言葉に傷付いた了平、獄寺、草壁、そして了平を見て涙した京子の顔を思い出した。
「お前が逃げれば被害はさらに広がるぞ。永茉のことだってそうだ。」
「そ、そりゃあ、、そりゃあオレだって奴らのやり方おかしいと思うよ。みんなまで巻き込んで、、骸ってやつムカつくよ!!」
ここに来てツナが感情を剥き出しにした。
「だけど、あの雲雀さんも帰ってきてないんだぞ、、そんな奴ら、ダメツナのオレに倒せっこないよ、、ムチャだよ、、、」
「だけど、周りはそー思ってねーぞ。」
「え?」
「お!いたいた!オレも連れてってください!」
現れたのは柿本千種にやられて重症だった獄寺だ。
「え!?獄寺くん!!」
「今度はメガネヤローの息の根止めますんで!」
「つーか怪我は大丈夫なの!?」
「あんなの擦り傷っすよ、、」
と言ってふらついた。
「オレも行くぜツナ!今回の黒曜中のことはチビに全部聞いたぜ。学校対抗のマフィアごっこだって?」
(騙されれてるよ山本ーーー!!)
「私も行くわ。隼人が心配だもの。」
「ほげーーー!!!」
獄寺、山本、ビアンキが揃った。
「よし。敵地に乗り込むメンツは揃ったな。」
「うそーー!!ちょっと待ってよ!勝手に揃っちゃってる!」
「守りから攻めに転じるときだ。奴らのアジトは新国道ができて寂れた旧国道の一角だと思われる。多分人質もそこにいるはずだ。」
「え、人質、、?」
「あぁ。お前たちのよく知る人質がな。」
(誰だろう、、。)
リボーンには人質が誰かわかっているようだ。
「んん、、こ、こは、、、?」
だが、リボーンも気づいていない、人質がもう1人いることに気づくのはまだ少し先のこと。。