第15章 ブラッド・オブ・ボンゴレ
「Xグローブは死ぬ気弾と同じ素材で出来ていて、死ぬ気の炎を灯すことができるんだぞ。」
「まるで毛を逆立てて身体を大きく見せようとする猫ですね。」
「死ぬ気の炎は闘気じゃない。」
「ほう、、。面白いことを言う。ならば、見せてもらいましょうか!?」
骸はツナに素早く近づき攻撃をする、が、死ぬ気の炎が灯ったグローブでトライデントを掴まれてしまい、トライデントはあらぬ方向に曲がってしまった。
「っ!!」
(熱い......!!闘気が熱を帯びている!?)
骸はツナの死ぬ気の炎の暑さに怯んだ。
「死ぬ気の炎と闘気ではエネルギーの密度が違うからな。」
「っ、、そのグローブは、焼きゴテというわけか、、」
「それだけじゃない。」
ツナは骸に近づき、振り下ろされたトライデントをかわし、骸の後ろに現れる。
「バカな!!いつの間に!?」
ツナは一瞬の隙に骸を殴った。
が、骸はトライデントで防ぎ、間一髪逃れた。
(何だ今のは、、?)
「奴は、何をしたんだ、、。」
「ウォーミングアップは、まだ終わらないのか?」
ツナは骸にそう聞くと、骸はクハハハ。と笑い声をあげる。
「ここまでとは、嬉しい誤算だ。君の肉体を手に入れれば知略をめぐらさずとも直接ファミリーに殴り込み、マフィア間の抗争を起こせそうだ。」
「、、マフィア間の抗争がお前の目的か。」
「クフフ、まさか、僕はそんなちっぽけな男ではありませんよ。僕はこれから、世界中の要人の身体を乗っ取るつもりです。そして、彼らを操りこの醜い俗界を純粋で血の海に変える。
世界大戦、、なんて、ベタすぎますかねぇ。」
「っ、、、。」
永茉は骸の目的を知り絶望を覚える。
「だが、手始めはやはりマフィア───。マフィアの全滅からだ。」
「なぜマフィアにこだわる。」
「恨みか。」
永茉は骸たちと共にエストラーネオファミリーにいた時のことを思い出す。あの頃からもしかしたら、骸はマフィアを相当恨んでいたのかもしれない。
骸は、黙って下を向いている永茉を一瞬見ると、再度ツナを見た。
「、、これ以上話すつもりは無い。君は僕の最終形態によって僕のものになるのだから。」