第17章 謎の足跡

【ー翌日ー】



デビルズパレス内は、ちょっとした騒動になっていた。

ムーちゃんは、朝目が覚めて、ベッドで一緒に寝たはずのまりなが居ない事に気づいて部屋を飛び出し、広間へ向かった。


ロノ「おいおい。。なんだよ。。この足跡。。」

広間には、真っ黒い猫の足跡が沢山ついているのを見たロノは、困惑していた。

ムー「ロノさん、おはようございます！あの、りあな様見てませんか？」

ロノ「ん？ おー、ムー、おはよう！」

ロノは、この屋敷内にいる猫がムーしか居ない事に気づいて、ムーに聞いてみるのであった。

ロノ「なぁ。。ムー、夜中に外出たりしたか？」

突然ロノからそんな事聞かれてびっくりしたムーちゃんだったが、夜中は寝ていた為どこにも出かけて無いことを伝えるのであった。

ムー「夜中ですか？ えーと、りあな様と一緒のベッドで寝てたので。。出歩いてはないですね。。」

ロノ「はぁ(ため息) ムーで無いとすると、この足跡。。誰のだ？」

頭をかきながら、ロノは床についてる足跡を見て悩むのであった。

それに気づいたムーちゃんも、びっくりするのであった。

ムー「床？。。。わぁあ！？ 足跡だらけですね。。なるほど、だから僕に聞いたんですね、ロノさん。。」

ロノ「はぁ(ため息) 朝厨房に入ったら、リンゴは半分かじられてるし。。。ホントにムー、リンゴも食べてないか？」

ムー「失礼ですね！ 僕はリンゴよりもササミの方が好きですよ、それに夜中は寝ていたので食べてません！！」

ロノ「そうだよなぁ。。じゃあ犯人はどこの猫だ。。？」

その後、ムーちゃんが1階の廊下に行くとベリアンに声をかけられた。

ベリアン「おや？ ムーちゃん、おはようございます。朝早くに偉いですね。」

ムー「あ！ベリアンさん、おはようございます！ りあな様を探してるんです！」