第3章 オリエンテーション
『なーんにも考えてないんだよ…忘れてて』
うーんっと千尋と由奈の手を離しメモ帳を取り出す
サラサラと書くがうーんとシャッシャッと消してしまう
『その場で考える』
そう言うとメモ帳を締まってしまう
司「行き当たりばったりで大丈夫ですか?」
千尋「の事だ。何とかするだろ」
由奈「そんなに頭良いんですか?」
ふと疑問になった由奈が先生2人に聞くと2人共頷く
『あー…なんて言おう…』
うんうん唸っている
千尋「はな学年1位なんだが本来なら大学も出れるんだ」
司「えぇ。本来はですが…」
どうしても手放したくなかった自分達がその才を潰してしまったと思っている