第5章 夏だ!海だ!臨海学校だ!
そして子供に人工呼吸と心臓マッサージをする
『戻ってこい!』
何度も何度も繰り返すと、カハッと水を吐いた子供
『大丈夫?』
「さっきの天使様…」
『天使…?』
ポタポタと落ちる雫と駆け寄ってくる母親
「すみません!ありがとうございます」
『いいえ〜』
一瞬の出来事で男性陣も女性陣もポカン状態だ
『ちぃ先生診てあげて』
意識は戻ってるけど…という
千尋「どれ…問題は…無さそうだな」
その言葉に母親はホッとした様に胸を撫で下ろした
「本当になんてお礼を言ったら…」
狼狽える母親には微笑む