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迎え主本丸の審神者になりました.. 𓈒𓏸𑁍

第7章 物吉貞宗と日向政宗



日向side



主と本丸と最後の日。
里親本丸の審神者が迎えに来るまで、里親本丸専属の政府と
主と物吉と外で待ってたら遠くから真っ白な人影が2つ見えた。

1つは鶴丸国永だってすぐに分かったけど
もう1つはフードを深く被っていてよく顔が見えなかった。

でもすぐに政府が「シエルちゃん」って呼んだんだ。
それでこの人が里親本丸の審神者なんだって分かった。


里親本丸の審神者は主にも僕達二振りにもとても丁寧に話してくれた。
フードとか被ってるしもっと怖い人かと思ってたから少し驚いたよ笑

でもこの審神者の纏う霊力はすごく清くて大きくて温かくて
ちょっと主に似てるなって思った。
だからこの審神者の元でなら主と離れても頑張れそうな気がしたんだ。




主と別れて里親本丸に来たら、本丸が広過ぎて物吉と一緒にまた驚いた。

審神者はその後、契約の説明をして僕の新しい主になった。
僕達二振りの徳川家でのことも知ってくれていたのか
新しい物だらけの中で1つだけ懐かしい物を贈ってくれた。

小倉織、家康公が愛用していたと言われている物。

昔のことを全部忘れなくていい。
楽しかった、幸せだった、そんな思いは思い出に変えて大事にしていればいい。
里親本丸の主はそう言ってくれた。
もちろん、数刻前までの主のことも…。


やっぱりここの主はすごく優しい人なんだと思う!
僕は今度こそ元主との約束を守って、これからこの主と
ここに来る刀剣男士達と上手くやっていこうと思うよ!




主は少し話した後、政府に僕達二振りを任せて
鶴丸国永……鶴さんって呼んでいいのかな?を連れてどこかへ行った。

政府に聞いたら心の手入れ部屋に行ったって言っていた。
そっか、そういう男士が来る事が多いところだもんねってすぐ納得できた。

だから物吉と話して政府の人に言って、今日は少しだけ本丸の中を散策して
その後は部屋でゆっくりしようと決めた!



政府の人は丁寧に主が伝え忘れていた部分やカーテンを仕切ると
電気が漏れ出たりとかしない完全な個室になることや、部屋の家具のことを教えてくれて
その後に散策に行くならとバングルを僕達にくれた。
迷子防止用に主が考えて作ったらしいけど、お洒落で僕達の色にピッタリですごく気に入ったよ!


これからの生活が少し楽しみになった♪



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