第9章 初期刀のワガママと主のお仕事
『ほんとだ!やったね!鶴さん!!』
「あぁ!!あんなにたくさんある三つ葉の中に四葉があるなんてな!こりゃ驚きだ!」
歯を見せて笑う鶴さんを見て、四葉探しが四葉からの幸運のプレゼントかななんて思った。
『ねぇ、鶴さん!』
「なんだ?♪」
鶴さんの返事はご機嫌そのもので可愛く見える笑
私もさっき見つけた四葉を取って来て鶴さんの隣に座った。
『この四葉、このままだと萎れちゃうから押し花にしようか?』
「押し花?」
『うん、そうしたら栞とか作れるし今日のこの四葉探しの思い出を取っておけるでしょ?
鶴さんが言ってた私と2人で作った思い出として』
「!」
『どうかな?』
「それいいな!でも押し花の作り方とか知らないぞ?」
『一緒に作ろうか(^^)』
「あぁ!!」
それから本丸の審神者部屋に戻り、鶴さんと四葉を押し花にしてしばらく放置することに。
その間は私が鶴さんの四葉も預かることにした。
『ねぇ、鶴さん』
「今度はなんだ?面白い話か?」
『ふふっ、面白いかは分からないけど鶴さんは私のいた時代に興味ある?』
「主のいた時代?ん〜、そうだな…。主のいた時代というより、主が住んでいたところとか、過ごして来た場所?とかの方が気になるな!」
『実家とかってこと?』
「そうだ!主はどんなところで育ってきてどんな風に過ごしていて、どんな場所で生きてきたのか。それは気になるな!」
『そっか、じゃぁ物吉くんと日向くんにも聞いて二振りも現代に行きたいって言ってくれたらみんなで現代に行ってみようか?』
「おっ!それは楽しそうだな!!俺が驚きそうなものもありそうだな♪」
『ふふっ、そうだね笑』
それから鶴さんと現代に行けたら、どんなところに行きたいか、どんなことをしてみたいか、
そんな話をしていたら気付けばもう夕方だ。
そろそろ夕餉の支度をしなくては…。
『鶴さん、まだ話足りないけどそろそろ夕餉の準備をしに行こうか?また手伝ってくれる?』
「あぁ!もちろんいいぞ!あ、でもまた簡単なやつにしてくれよ?」
『わかってるよ笑』
それから広間に言って政府さんにはまた写真をお願いして
バングルから物吉くんと日向くんの二振りを呼んでみんなで夕餉作りだ。