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12歳年下の旦那様との甘い生活

第5章 2024年9月8日



あの大阪の御堂筋にあるお店に
ドレスを選びに行った時に、
カラードレスのコーナーで
そのドレスに引き寄せられる様にして
一目惚れしてしまったドレスで。

このドレスを着るのを、あの日から
ずっと…楽しみにしていたドレスだ。

どのドレスも豪華な感じで
主役って感じだったんだけど…。

もう…このドレスと目が合った時に
これしかないって思うほどに。
それまでカラフルだった世界が
このドレス以外の彩度が落ちたみたいに。
このドレスだけが浮かび上がっていた。

私の支度を整えてくれた
スタッフの人も
素敵なドレスですねって褒めてくれて。

どのドレスも素敵ですけど、
私もこのドレス好きなんですと
いや…こう…会話を合わせて
気を遣って貰ってるんだろうけど。
自分が選んだドレスを褒めて貰うと、
むず痒い感じがしつつも…嬉しい…。

『このドレス……が…
生田様に、一番お似合いですよ』

『さっきまでと表情が違いますもん』

と……メイクをしてくれている
スタッフの人に言われてしまって。
私がウキウキになっているのが、
このドレスが着られる時間を
私が楽しみにしていたのが
バレてしまっていて。

鮮やかな…ブルーの形としては
非常にシンプルなドレスなんだけど
この…刺繍が凄い華やかなのに
こう…落ち着いた感じもあって。

11種類のお花の刺繍が、
ブルーのサテンを重ねたドレスの上で
凄い存在感を放っている1着だ。

青なんて…
普段の服でも…選ばないのに
それも淡い青じゃなくて、
割としっかりとした色味の青で。
自分でも…自分がこのドレスを
選んだ意外性に驚いているほどで…。

さっきのメイクとはちょっと
アイシャドーとリップの色を
ドレスに合わせて変えて貰って。
ヘアアレンジも…カラードレスなので
アイロンで巻いて豪華な感じの
アレンジしたハーフアップのスタイルで。

このドレスの刺繍に合う感じに
私の頭もお花畑になっている。

彼も…このドレスに合う様にって
お色直しをして貰ってる所で。
あのブラウンのタキシードは
港斗君に…凄い…似合うだろうなって。

いや、さっき着ていたライトグレーの
タキシードも凄い似合ってたんだけど。



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