第5章 2024年9月8日
アトアで来年の春に予定している、
挙式のドレスも彼が選んでくれた
さっきのドレスで良いかと尋ねて来て。
「うん、さっきの港斗が選んでくれた
あのドレスで結婚式したい…な…」
『じゃあ、僕も…あのタキシードで
今日の写真と同じ…のにします…ね』
今日のこのロケーションフォトで
撮影した画像を使って、
ウエルカムボードとか
オーシャンプレイスの
ウエルカムスペースのディスプレイに
使う予定にしているから。
同じドレスの方が…アトアでの
結婚式に参列してくれた人達も
あ、このドレスだってなるだろうし。
アトアの…あの雰囲気と
さっきのドレスの…雰囲気が
お魚の尻尾みたいに見えるし
映えて似合うだろうなって。
オーシャンプレイス…での
披露宴と、夜の挙式は…
また…別のお店でドレスを
レンタルする事になるんだろうけど…。
2着分の10万円引きのチケットを
契約した時に貰ったから。
それに……ウエディングドレスは
着たいのを着なさいとは
お母さんからも言われたし、
あの妹の千冬からも言われたしな…。
ここのフードホールは
LINEで料理が出来たのを
お知らせしてくれる通知が来るから。
『あ、ちょっと
受け取りに行ってきますね
巴は、座って
ゆっくりしてて下さいね』
そう言って、旦那さんが
頼んだものを取りに行っていて。
洋食にハンバーガーに中華に
イタリアンにBBQと、
自分が食べたい物を
好きに選んで食べられるから。
彼はBBQで焼いてくれるお肉の
セットみたいなのを
ガーリックライスで頼んでいて。
まぁ写真から匂いはしないから
ガーリックライスでも良いんだけども。
私のスマホにも通知が来たから
彼と入れ違いで取りに行って。
私はオムライスが美味しそうだったから
オムライスにしたんだけど。
お昼ご飯を…頂いて。
そのままそこのフードホールで
ゆっくりとして寛いで休憩していると。
妹からLINEが来たので、
妹たちと合流して一緒にお茶を飲んで。
マジックアワーに合わせた
撮影の為の支度をするのに
時間になったので妹家族と別れて
彼と一緒に控室へと向かった。